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大学生のためのTOEIC勉強法【3ヶ月で400点→730点】

この記事は「TOEICの点数が必要なのは知ってるけど、そもそもTOEICって何?」という人から「TOEICを勉強したいけど、何から始めればいいのか分からない」といった人向けの記事です。

この記事を読めば、TOEICの概要だけでなく、TOEIC勉強法の全体像が明確になります。

そしてなによりも、この記事に書いてある方法を3ヶ月継続すれば、誰でも600点〜730点以上のスコアが獲れるようになります。

結論から言ってしまうと、以下が最小の時間とお金で目標を達成するためのポイントです。

  1. TOEICを知る
  2. 目標を設定する
  3. 発音の基礎を1週間で身に付ける
  4. スキマ時間で最低限の単語を覚える
  5. TOEICに必要な文法の基礎を習得する
  6. リスニングの先読み法を理解する
  7. 公式問題集で問題形式に慣れる
  8. TOEIC勉強法の全体像を把握する

ちなみに、私は留学経験もない純ジャパニーズで、大学時代のスコアは400点ぐらいでしたが、社会人になってから勉強を始めて現在のTOEICスコアは880です。

なので、英語が苦手な人の気持ちもすごく分かりますし、だからこそ私がTOEICで400点から880点まで引き上げた勉強法をシェアしたいと思います。

こんな記事を書くのに900点いってないの?と思った方もいるかもしれませんが、その理由はまた後でご紹介します。

それでは早速見ていきましょう!

TOEICを知る

TOEICとは?

TOEICを一言で表すと、
「英語でのコミュニケーション力を判定するための世界共通のテスト」です。

財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会という組織が運営しています。

公式ページ

TOEICは主に「Listening & Reading Test」と「Speaking & Writing Tests」の2つに分かれていますが、一般的にTOEICという試験を表しているのは「Listening & Reading Test」です。

以下が「Listening & Reading Test」の概要です。

  • リスニング(約45分間・100問)
  • リーディング(75分間・100問)
  • 合計約2時間で200問に答えるマークシート方式
  • スコアは990点満点(リスニング5~495点、リーディング5~495点)
  • 試験は年に10回、全国80都市で実施される
  • 申し込みはインターネットもしくはコンビニ端末から可能
  • 受験料は税込5,725円(インターネットだと1年後の受験料が割引に)

外資系企業など英語力を求める多くの企業では、採用選考の際の英語力の目安として、TOEICのスコアを用いています。

大体の企業では海外駐在や社内公募に必要なTOEICのスコアが定められていたりします。

要するに、日本ではTOEICで高いスコアを持っていると、メリットしかないということです。

TEOICの問題構成

では、TOEICはどんな問題の構成になっているのでしょうか。

これは実際に問題を見てもらったほうが早いと思います。

サンプル問題が公式ページに載っているので、ぜひそちらをご覧ください。

サンプル問題

TOEICの平均点

先ほど、TOEICは990点満点と書きましたが、平均点はどのぐらいなんでしょうか?

一番直近の第240回(2019年5月)の結果を見ていきましょう。

以下が平均スコアですが、トータルの平均スコアは596.8ですね。

リスニングリーディングトータル
最高スコア495495990
最低スコア5510
平均スコア328.6268.2596.8

では、企業が新入社員に望むスコアは何点ぐらいなんでしょうか?

結論から言うと、企業によってばらばらです。

2013年のデータでは、上場企業の7割の企業が求めるスコアの平均は565でしたが、
外資やグローバル化が進む国内企業では、730点以上を求めるケースも普通にあります。

ということで、大学生の場合はまず730点以上を一つの目標に掲げたらいいかもしれないですね。

TOEICの勉強に必要な教材

では、730点以上を取るためにはどのぐらいの教材が必要なのでしょうか?

結論から言うと、この5だけで730点は必ず取れます!

世の中にはTOEICに関する勉強本が沢山あり、私も20冊以上は買ってきたと思います。

ただ、勉強してみて分かったことは、何十冊も買って勉強するよりも、選りすぐりの良書を何回も繰り返して勉強したほうが、よっぽど効率が良いということです。

この記事では、最小の時間とお金で目標を達成することを目的にしているので、教材も少数精鋭でいきましょう。

使い方などはまた後ほどご紹介します!

目標を設定する

なぜTOEICを勉強するのか?

これは言うまでもないですが、TOEICの勉強をしたい」という背景には、何かしらの目的があると思います。

明確な目的には人のモチベーションを高く維持させる働きがあります。

ですので、成功の確率を高めるためにも「なぜTOEICの勉強をするのか」という目的を明確にしておきましょう。

目標の点数を決める

先ほどは「まず730点を一つの目標に掲げたらいいかもしれないですね」と書きましたが、勉強する目的に応じて目標の点数は変えてください。

ちなみに、私の場合はTOEICのレベルAの基準が860点以上なので、860点を目標に設定しました。

これが私が900点以上のスコアを持っていない理由です。

要するに、880点を取って目標を達成したので、もうそこでTOEICの勉強をやめて、ビジネス英語の勉強に切り替えということです。

TOEICはあくまでも英語力の基準を示すものですが、TOEICが900点以上だからといって、英語を実用的に使えるとは限りません。

ですので、英語を使えるようになりたいということであれば、TOEICで目標の点数を取れたらすぐにアウトプット系の勉強にシフトすることを強くおすすめします。

※スコアとコミュニケーションレベルの相関表も貼っておきます

A(860点~)Non-Nativeとして十分なコミュニケーション能力を備えている。
B(730~860点)どんな状況でも適切なコミュニケーションをできる素地を備えている。
C(470~730点)日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
D(220~470点)通常会話で最低限のコミュニケーションが出来る。
E(~220点)コミュニケーションができるまでに至っていない。

目標達成の期日を決める

目的も明確になり、目標の点数も決まったら、あとは達成の期日を決めましょう。

一つ言えるのは、TOEICは短期集中で勉強したほうがいいということです。

3ヶ月ぐらいのスパンがちょうどいいですかね。

公式サイトのスケジュールを参考にして、何月の試験で目標を達成するのか、目標達成の期日を明確にしておきましょう!

年間スケジュール

発音の基礎を1週間で身につける

なぜ発音から?

結論から言うと、最初に発音の勉強をしておくと、その後の勉強効率が格段に高まるからです。

何も完璧な発音を身につけるということではなく、例えば子音を出すときの口の形とか音の感じを知っておくだけも、リスニングの上達スピードは全然違ってくると思います。

ですので、まずは最初に発音の基礎を習得することをおすすめします。

発音練習でおすすめの教材

様々な教材があると思いますが、私が使用していたのはUDA30音練習帳」です。

この本を選んだ理由は、内容がシンプルで分かりやすいのと、DAY1DAY12で勉強が完結するような内容になっているので、スケジューリングを立てやすかったからです。

その他には「英語耳」といった有名な本もありますので、もし興味があれば見てみてください!

UDA式30音練習帳の使い方

この本に書かれた通りにやってみることをおすすめします。

本当によくできている教材なので、この本に書いてあることをそのまま実践すれば発音の基礎は身につくと思います。

ただし、DAY1DAY12と計12日で内容が完結するようになっていますが、できれば1日で2日分終わらせてください。

3ヶ月というスパンのうち、発音だけで2週間かけるのはもったいないので、ぜひ1週間で終わるようにスケジューリングを立てていただきたいと思います。

あと、これから英語を口に出して読む時は、この教材で学んだ口の形や音を意識するようにしてください。

よくテレビで帰国子女の芸能人が英語の箇所だけ発音が良くなるみたいなのがあると思いますが、イメージはあんな感じです。

最初は難しいですが、ずっと気をつけていると、いつの間にか自然に発音できるようになってくると思います。

スキマ時間で最低限の単語を覚える

なぜ単語はスキマ時間なのか?

単語はいつでもどこでも勉強できるからです。

日本語と英語をリピートしてくれるような音源さえあれば、歩きながらでもお風呂に入りながらでも、場所を選ばずに勉強できるので、単語はスキマ時間にやることをおすすめします。

おすすめのTOEIC単語帳

おすすめの単語帳はTOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」一択です。

これ以外の単語帳は使わなくていいというのが私個人の意見です。 

この単語帳は、大きく600点レベル・730点レベル・860点レベル・990点レベルの4つのレベルに分かれています。

正直に言って、この単語帳だけでTOEICの単語はほとんど網羅できると思うので、この本を持っていないという人は今すぐにでも買うことをおすすめします!

金のフレーズの使い方

私がおすすめする方法は以下の通りです。

  1. 本を見て、チェックシートで隠しながら、空所の英単語が瞬時に頭に思い浮かぶようにする
  2. 本は見ずに、音声を聞いて、英単語が聞こえた瞬間にその単語の意味が頭に思い浮かぶようにする

非常にシンプルですが、これだけです。

余裕があれば単語の解説も覚えたほうがいいとは思いますが、最初から負荷をかけすぎても続かないので、まずはその英単語でよく訳される意味だけ覚えておけばいいと思います。

あとすごく大切なのは、英単語を見たり聞いたりした時に、瞬時にその意味をイメージできるようにするということです。

例えば、英単語を見て3秒考えてもその意味がわからないのであれば、それは覚えてないと同じです。

ですので、単語の意味を瞬時にイメージできるようになるまで、ぜひこの金のフレーズを使って学習していただければと思います。

TOEICに必要な文法の基礎を習得する

中学の英文法レベルで十分?

英文法に関してはいろんな人が言っているかと思いますが、中学レベルで十分です。

ただし、仮定法だけはやっておいたほうがいいと思うので、仮定法が分からないという人はググって調べたり、後ほど紹介する文法書で勉強したりして、覚えておいてください。

おすすめの文法書

おすすめの文法書は11 TOEIC TEST文法特急です。

著者はTOEICテスト特化型スクール「花田塾」を運営している花田徹也さんです。

私自身もこの本に出会ってから、TOEICの勉強が楽しくなったように感じます。

それぐらい英語が苦手な人にとっても分かりやすく、費用対効果の高い教材ですので、TOEICに必要な文法を学びたいという人にはおすすめです!

文法特急の使い方

私がおすすめする方法は以下の通りです。

  1. 第0章のイントロダクションをしっかり読んで、解き方のイメージを持つ
  2. まずは分からなくてもいいので、1回通読してみる
  3. もう一回最初から読んで、分からない問題にチェックをつけて覚える
  4. 仕上げにノンストップで最後まで解いてみる
  5. すぐに解けなかった問題の解説を改めて読んで覚える

とりあえず、まず絶対にやってほしいのは、第0章のイントロダクションをしっかり読んで理解するということです。

本書の中で花田さんも言っていますが、「闇雲に本文を読むのは、路線図を把握せずにとりあえず電車に飛び乗るのと同じくらい無謀な行為」です。

英語が苦手な人だと1回目はほとんど分からないと思います。

ただ、問題を解いて解説を読んでいけば、なんとなく解き方のイメージが分かるようになるので、まずは頑張って1回通読してみてください。

そして、最低でも3回以上は読んで、ノンストップで全問正解できるぐらいのレベルまで学習していただければと思います。

この本をマスターしたら、Part5の問題はほぼ解けるようになっているので、本当にビックリすると思いますよ!

リスニングの解き方を理解する

リスニングのほうが伸びやすい?

これは私の意見ですが、TOEICは間違いなくリーディングよりもリスニングのほうが点数が伸びやすいです。

TOEICは英検やTOEFLよりもリスニングの比重が高いので、600点以上を目指すのであれば、リスニングとリーディングのPart5さえ対策していれば、早い人だと1ヶ月で到達できると思います。

ですので、TOEIC初心者の人はまずリスニングの学習に傾注するのもいいかもしれません!

リスニングでおすすめの教材

私はTOEIC TEST サラリーマン特急 新形式リスニング」という本をおすすめします。

著者はサラリーマンとして勤務しながら、独自のTOEIC学習法を確立していき、2013年に990点を達成したという八島晶さんです。

この本の素晴らしい点は3つあります。

  1. 本番さながらの良質な問題が使われている
  2. TOEICのリスニングで欠かせない先読み法が身につく
  3. この本を実際に活用した人たちの成功事例が複数載っており、モチベーションが高まる

以上の観点から、私はリスニングの教材としてこの本をおすすめしているので、もし興味のある人はぜひ購入してみてください。

サラリーマン特急新形式リスニングの使い方

私がおすすめする方法は以下の通りです。

  1. 問題を解く
  2. 分からなくても答えは見ずに、3回聞いてみる
  3. 3回聞いても分からなかった箇所に下線を引く
  4. 解説を読んで、解説を読んでも分からなかった単語や文法は調べる
  5. 文章を見ながら、ゆっくり音読する
  6. 音声を聞きながら、音声にかぶせるように音読する
  7. うまくかぶせられない箇所の発音と音のつながりを確認する
  8. 最後に仕上げとして、キモチを込めて音読する

やることが多いと感じた人もいるかと思いますが、リスニングの力を向上させるうえで、最も効率的な方法だと思っています。

問題を解いていくうちに、少しずつ英語が聞き取れるようになったり、先読み法を理解できたりするようになるので、ぜひ楽しみながら学習していただければと思います。

公式問題集で問題形式に慣れる

なぜ公式問題集?

結論から言うと、公式問題集はTOEICを運営している財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が作成しており、本番の問題に一番近いからです。

ですので、この公式問題集を繰り返し解いて、本番の試験に慣れるというのがTOEIC学習の最終ステップになります!

ちなみに、公式問題集は現在5冊発刊されていますが、1冊目よりも5冊目のほうが、今の難易度に近い可能性が高いので、なるべく新しい問題集から購入していくことをおすすめします。

公式問題集の使い方

まず、1回は必ず本番と同じタイムスケジュールで解いてみてくださ

2時間の試験は大変だと思いますが、自分の実力を知る上でも必要なプロセスです。

あとは、「分からなかった箇所をちゃんと復習して、その後も時間を測って繰り返し解いていく」だけです。

ただ、問題を解く際には事前にマークシートの答案用紙を印刷して、本番と同様にマークシートに塗りつぶしていくスタイルほうがいいと思います。

ちなみに、もし2時間連続では厳しいということであれば、Partごとに解いていってもいいかもしれません。

ただ、その場合も必ず時間を測るようにして、目標とする時間内に解き終えることを意識してください。

※Partごとの理想的な時間配分を載せておきます

Part58分
Part612分
Part7 シングルパッセージ25分
Part7 ダブルパッセージ10分
Part7 トリプルパッセージ20分

 

TOEIC勉強法の全体像

タイムスケジュール

ここまで、TOEICの具体的な勉強法について紹介してきました。

最後に、理想的なタイムスケジュールを提案します。

発音1週間
文法3週間
リスニング4週間
公式問題集4週間
単語スキマ時間
12週間=3ヶ月

 

その他におすすめの教材と勉強法

もし、さらに上を目指したいということであれば、以下の教材と勉強法もおすすめです。

一億人の英文法

おそらく最近では一番読まれている英文法の本だと思います。

文法特急2 急所アタック編

おすすめの文法書で紹介した「11 TOEIC TEST文法特急」の続編です。

Part7を1日1分で解けるようになる本

問題は旧式のものですが、Part7を速く解けるようになりたい人におすすめです。

スタディENGLISH TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン

ここまでは独学で必要な教材と勉強法について紹介してきましたが、どうしても独学が難しいという人には「リクルートのTOEICオンラインコーチ!スタディサプリENGLISH」がおすすめです。

私もこのアプリを使い始めてから1ヶ月でスコアが100点以上アップ(775点→880点)しました。

今の時代はオンラインでも十分質の高い講義が受けられるからすごいですよね。

ただ、このアプリは料金が高めなので「お金に余裕がある人や、どうしても短期間で高いスコアを取らなければならない人」にはおすすめします。

まずは7日間無料で試してみて、自分に合いそうだと思ったら継続してみたらいいと思います!

まとめ

いかがだったでしょうか?

TOEICの勉強法に関しては多くの人が本やWEBサイトで紹介していると思いますが、その多くは無駄が多く、「いかに少ない時間とお金で目標を達成するか」という大事な視点が欠けているものばかりだと感じています。

ただ、私が今日ご紹介した方法で必要な教材は5期間は3ヶ月だけです。

この方法で3ヶ月継続すれば、誰でも600点〜730点以上のスコアが獲れるようになると思いますので、ぜひ自分の将来のためにチャレンジしてみてほしいです。

それでは、みなさんの目標達成を心から願っています!