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大学生にも知っておいて欲しい!「働き方改革」とは?

最近「働き方改革」という言葉をよく聞くかと思います。

日本でも「働き方改革」が本格的に始動した訳ですが、この記事では知っておくべき社会背景や現在の同行について簡潔にご紹介したいと思います。

この記事さえ読めば「働き方改革」の概要や目的は理解できると思いますので、特にこれから社会人になる大学生の皆さんにはぜひ一読頂きたいです。

それでは早速見ていきましょう!

働き方改革の社会的背景

長時間労働を抑える規制が盛り込まれる契機となったのは、2015年に起きた過労死事件です。

これを受けて、過剰労働を課す企業への批判とともに働き方改革の機運が一気に広がりました。

「働き方改革」という言葉が大衆に認知されるようになったのは、17年の新語・流行語大賞で「働き方改革」がノミネートされたほか、政府と経済界が消費喚起のために月末金曜の早帰りを提唱した「プレミアムフライデー」がトップテン入りしたことが挙げられます。

こうした流れが18年6月の働き方改革関連法の成立につながりました。

働き方の多様化

働き方改革をより広い意味で捉えると、「働き方の多様化」という側面も持っています。

15年9月の自民党総裁選で再選を果たした安倍首相は「一億総活躍社会」を目指すと宣言しました。

その直前の国会では「女性活躍推進法」を成立させていますが、この背景には、人口減少・少子高齢化により予測されている労働力不足の問題があるといえます。

労働政策研究・研修機構の調査によると、14年に6587万人だった労働力人口は、30年には6362万人となり、225万人減少することが予測されています。

100万人単位の労働力を補うのは容易ではないですよね。

そこで、これまで労働しなかった・できなかった女性や高齢者、さらには外国人や障がい者が働きやすい環境を整え、社会参加を促す動きが出てきたということです。

その必要性から、育児休業給付金の支給期間が2歳に達する日前まで延長され、介護休暇が半日単位や複数回に渡って柔軟に取得できるようになるなど、子育て・介護をする人のための休業・時短労働に関する制度の整備が進んでいます。

企業主導の働き方改革

最近では企業主導による「働き方の多様化」を促進する動きも盛んです。

ICTの活用などにより、都合に応じて場所と時間を限定されずに動けるテレワークは、最初はIT企業から始まり、その後、日本航空やリクルート、ユニリーバなどの大手企業でも続々と導入されています。

さらに、これまで多くの日本企業が社員の副業を禁じてきましたが、副業を解禁する大企業が徐々に増えてきました。

19年10月にはメガバンクのみずほ銀行が副業を解禁し、大きな話題となりましたね。

政府も副業推進に乗り出し、厚生労働省が公開した「モデル就業規則」から副業禁止規定の記載を外すなど、副業解禁・推進の動きを加速しつつあります。

 

働き方改革の目的

結論から言うと、働き改革の中で重要なのは「仕事を見直すこと」です。

業務の無駄を省いたり、企業として効率的な稼ぎ方を模索したりすることで、生産性を下げずに、もしくは上げながら長時間労働を改めていく必要があります。

例えば、

  • 必要性のない人まで出席が義務付けられる会議の出席者を絞る
  • 情報共有だけのための会議を無くして、社内イントラネットで情報共有する
  • 無駄に凝ったプレゼン資料を作成するのをやめる
  • 意思決定のプロセスにおける承認者を必要最小限にする

こういった効率の悪い点を見つけ、思い切った見直しを行う必要がありますが、そのためには企業全体としての取り組みが不可欠です。

裏を返すと、このような取り組みを率先して行なっている企業では、企業のブランディングが向上し、優秀な人材確保の面でも奏功しています。

働き方改革とイノベーション

今後、国際社会の中で日本が活路を見出すとすれば、イノベーションを起こせる人を増やしていくことです。

しかし、イノベーションは起こそうと思って起こせるものではありません。

例えば社外で人とのつながりをつくったり、仕事とは別に関心に沿って勉強したり、思考を深める中から、偶発的にアイデアが生まれ、それが結果としてイノベーションと呼ばれるわけです。

つまり、働き方改革によって仕事外の活動や自分のライフスタイルのための時間を確保することで、イノベーションの創出、ひいては日本の持続的な成長につながることが期待されています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は「働き方改革」の社会的背景から目的までご紹介しました。

今後さらに企業主導の「働き方改革」が促進し、働き方が多様化していくことが予測されるため、「自分にとって理想的な働き方は?」「もし副業ができるなら何をしよう?」といったことは今からでも考えておいた方がいいかもしれませんね!

 

それではまた!